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ベルケから学ぶ空戦

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全国8億7000万人のドラゴンファンの皆さん、こんにちわiBisです。
空戦の英雄、ベルケの唱えた格言について解説をしてみます。

正直なんのこっちゃと思うかもしれませんが、Centuryではフライトシミュレーターでもあるため、これらの格言を理解することは勝利に繋がるかと思います。

目次

  1. オズワルド・ベルケ
  2. ベルケの空戦八箇条

オズワルド・ベルケ

第一次世界大戦時のドイツ陸軍航空隊草創期のエースで「ドイツ戦闘機隊の父」と呼ばれ、リヒトホーフェンをはじめ数多くのエースを育てた偉大なエース。世界で最初に40機撃墜を達成し、「ベルケの格言」と呼ばれる空中戦における8箇条を残したことでも知られています。

ベルケの空戦八箇条

  1. 攻撃を仕掛ける前に優勢を確保するように心掛けよ。可能であれば太陽を背にせよ。
  2. いったん攻撃を仕掛けたら、必ず完遂せよ。
  3. 十分に接近して、敵機を真正面に捉えた場合にのみ射撃せよ。
  4. 敵機を見失わないように常に心掛けよ。そして、決して敵の策略には惑わされるな。
  5. どんな攻撃においても、敵の後方から攻撃することが鉄則である。
  6. 敵が降下攻撃を仕掛けてきたら、これを回避しようとせず、敵に正対するように飛行せよ。
  7. 敵地上空においては、常に退路を考慮せよ。
  8. なるべく4機から6機の編隊で攻撃するのが原則だ。ただし、2機で同じ敵機に攻撃を仕掛けることは避けよ。

攻撃を仕掛ける前に優勢を確保するように心掛けよ。可能であれば太陽を背にせよ。

優勢には5つの優勢があると言われています。

  1. 速度の優勢
  2. 高度の優勢
  3. 奇襲の優勢
  4. 機体性能の優勢
  5. 数の優勢

速度および高度の優勢とは、エネルギー面での優勢のことを指しています。敵よりも高度が高い、もしくは同じ高度でも速度が早ければ優勢となります。
Centuryではスタミナの概念があるため、敵よりもスタミナを多く持っている場合(=風の祝福効果時間中)などもエネルギー面で優勢を取っていると言えます。

奇襲の優勢とは、敵に気づかれる前に接近し攻撃を仕掛けることを指しています。基本的にCenturyの視界は正面から左右90度程度が最もよく見え、上下方向の視界は狭くなります。
このことを利用して、敵との高度をずらした状態で接近し、奇襲を仕掛けることで優勢を取ることができます。

機体性能の優勢はそのままの意味ですね。Centuryでいうと各クラスのスキルの違い・特性について理解をし、有利を取ろうということになります。
例えばブラストファントムを使用しているのであれば、理論的にはウィンドガード相手に有利をとることができる…などです。
大事なことは自分の好きなクラスの特性を理解した上で、得意な状況をつくる・得意な敵を狙うことです。

最後の数の優勢はそのままの意味で、1人よりも2人、2人よりも3人で1人の敵を追い落とすのが良いとされています。ただし数の優勢は時間経過で変動する要素でもあります。
時間経過で敵の数が増える・味方が奇襲を受け墜ちるなど、刻々と動いていく要素であるため、常に周囲の状況に目を見張ることが良いでしょう。

いったん攻撃を仕掛けたら、必ず完遂せよ。

これは新人パイロットへの戒めだったそうです。
実際の空戦とは常に恐怖との戦いであり、ある新人パイロットは攻撃中に恐怖に負け戦闘を離脱してしまいました。離脱をする途中、新人パイロットは背後を取られてしまい撃墜されたそうです。このことから、中途半端に離脱をするのであれば、攻撃をし続けたほうがマシであると残した格言となります。

ただし、攻撃し続けても常に良い状況であるとは限りません。長い戦闘はその分自分が撃墜される可能性が上がっていきます。そのため、無駄な深追いは避けるべきです。

「深追いは避けるべき」と、「攻撃を完遂する」は一見矛盾しているように見えますが、「攻撃を仕掛ける」を「射撃する」ととらえれば矛盾はしないと思います。確実に命中させることができる位置についたと確信できた場合にのみ、火球・ブレスを吐くべきです。そして、確信できたのであれば「必中」の覚悟をもって攻撃しろ、という風に解釈できます。そうでないのであれば深追いせずに離脱し、仕切り直しを図る方が良いと思います。

十分に接近して、敵機を真正面に捉えた場合にのみ射撃せよ。

火球を命中させるのは一見簡単に見えますが、敵機との距離、回避行動がとられるか、障害物は存在するか、開けた場所であるかなど、様々な要素を解決した状態で初めて確実に命中させることができます。

状況を解決するために一番簡単な方法は敵後方より、ブレスが命中する程度の距離で、敵が直進すると確信しているときに火球を撃つことです。

敵機を見失わないように常に心掛けよ。そして、決して敵の策略には惑わされるな。

前半の部分についてはその通りですね。敵機を見失ってしまうと、攻撃を続けることができないですし、逆にケツにつかれてキルを取られてしまうこともありえます。CenturyではTPS視点のため、ほかのフライトシミュレーターに比べれば視界が広い方ですが、戦闘スピードが速く小回りが非常に利く関係で敵を見失ってしまうこともあると思います。コンフィグで左右上下方向を見ることもできますので、視点操作を慣れておくことが重要です。

また、このゲームはチーム戦が基本となります。目の前の敵機だけ見失わないようにするのではなく、周囲の状況にも目を見張りほかの敵の位置関係や、味方との距離を把握することも重要です

後半の部分については、実際の空中戦において「やられたふり」をする敵が少なくない数いたという事実が前提にあったそうです。Century的に考えるのであれば、敵の動きを常に読み、先手先手を取っていくというような感じでしょうか。

どんな攻撃においても、敵の後方から攻撃することが鉄則である。

これも当たり前の話ですね。敵の真後ろから攻撃ができれば、ほぼ避けられることなく攻撃することができます。Centuryではかなりロックが利きますので、近~中距離で後方からの攻撃はほぼ当たります

 

敵が降下攻撃を仕掛けてきたら、これを回避しようとせず、敵に正対するように飛行せよ。

敵が降下攻撃をしかけている状態は、速度・高度の面で自分が不利となります。回避するだけではそのうちケツを取られてしまい、いずれ撃墜されてしまいます。

降下攻撃を仕掛けられた場合、HPに余裕があるのであれば、思い切って敵に向かって上昇するのが一つの戦略として有効です。お互いに向かいあう形になるため相対速度が最も早い状態となり攻撃をかわす、あるいは攻撃されるタイミングを最小にすることができます。

敵地上空においては、常に退路を考慮せよ。

敵地=敵陣付近(おもに略奪)でこの考えは頭に入れておきましょう。当たり前の話といえば当たり前ですが、大量の金貨を持っている敵を狙って敵陣深くまで攻め込んでしまい、キルを取ったはいいものの退路を考えないでいると容易に撃墜されます。

敵陣付近でなくとも常に退路を頭の隅で考えつつ行動することが重要です。敵と味方の動きを視界に入れつつ、狙われたら味方の方向へ逃げることで、撃墜される確率が下がります。

なるべく4機から6機の編隊で攻撃するのが原則だ。ただし、2機で同じ敵機に攻撃を仕掛けることは避けよ。

前半については単独行動を控えろ、という意味だと思います。一人浮いてしまっている敵はこちらから見れば絶好のカモです。反対に味方と離れた位置に自分がいるのであれば、敵からはカモに見えています。

このゲームはチーム戦であることを念頭において、チームメンバーと連携を取って戦うことで、勝率をあげることができます。

後半については、現実ではフレンドリーファイアの危険性があることから、言われていたそうです。ただしCenturyではフレンドリーファイアが無いため、ツーマンセルで動くのも悪くはないと思います。

ゲームを始めた当初は一緒にプレイする知り合いはいないかもしれませんが、同じチームのメンバーに勝手について行ってみてください。見知らぬ人同士ですが、同じチームメンバーなのでピンチのときは助けてくれるでしょう。

まとめ

ベルケの空戦八箇条では操作技術に関する言及はされていないことに気づいたでしょうか。空中戦においては操作技術よりも、状況認識・状況判断が重要となり、それらに基づく戦術を考えることが重要です。つまり頭を使って戦え、ということです。

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